強迫性障害|杉並区 新高円寺 高円寺の心療内科・精神科|円メンタルクリニック

強迫性障害について

強迫性障害は、同じ思考や行動を繰り返してしまい、自分で「ばかばかしい」「不合理だ」とわかっていながらどうしてもやめることができず、日常生活に支障をきたす病気です。
考えの強迫症状は強迫観念、行動の強迫症状は強迫行為と呼ばれます。強迫観念とは自分でもばかばかしいと分かっていながらくり返し、浮かんでくる考えであり、強迫行為は、ばかばかしいと分かっているのに、何度もくり返してしまう行為ですが、両者には密接な関係があり相互に関係します。
また強迫だけではなく、他の様々な精神的な問題が重複して起こることも多く、様々な問題を抱えて苦しんでいる方が多く見られます。

強迫性障害の治療は、薬物療法や暴露反応妨害法などの治療が行われますが、現在は研究が進み、強迫性障害にも生物学的に様々なタイプがあることが分かり、治療反応も様々です。
その上で、強迫症状はストレスで悪化する傾向があるため、ストレスのコントロールはとても大切です。日常生活や社会生活では多くのストレスがあり、また環境の変化やライフイベントなど、我々の生活には多くの変化があるため、強迫症状の症状には波があり、良くなったり悪くなったりをくり返します。

治療が進んでいる場合でも症状が悪化するときもあるため、悪くなったからといって慌てず、じっくり治療していくことが大切です。